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【速報】越境EC新制度の施行を一部1年後へ

【速報】越境EC新制度の施行を一部1年後へ

中国税関から「税関統括機構の越境電子商取輸入に関する新しい監視管理のお知らせ(機関発表『2016』29号)」の発表がありました。
今年の4月8日に広州からスタートし始めた越境EC新制度に関して、当ブログでもその完全施行時期が延期されるのではという憶測について記事にしましたが、本日その噂が確かなものになりました。

結論から言いますと、税率に関しては引き続き新制度を適用、輸入商品の制限に関しては、2017年5月11日まで一部旧制度に戻すということです。

※この越境EC新制度改革に関する状況は以下の記事で時系列順にご確認いただくことができます。
越境EC新税制度の概要が徐々に明らかに。広州からスタート確定か?(2016年4月8日に関する記事)
越境EC輸入新制度さらなる延長を発表。2017年5月から2017年末に再延期(2016年11月の動きに関する記事)
【中国】越境ECで化粧品やサプリメントなどが再び輸入可能に!?新制度に新たな動き(2017年3月の動きに関する記事)

どうして、このような結果になったのか?

そもそも、新制度では、大きく分けて2つの変更ポイントがありました。1つは税率の変更。そしてもう1つは輸入商品の制限です。ちなみに新制度の税率に関してはコチラで紹介していますが、越境ECを活用する企業にとって重大問題だったのは、どちらかと言えば、輸入商品カテゴリの制限だったんです。

新制度では、以前にも紹介した「正面清单」リストに入っていない商品で、過去に輸入許可をとっていない初めての商品については越境ECでは輸入ができなくなると共に、これまで人気だった化粧品、サプリメント、食品でも「正面清单」リストに掲載されていない初回輸入の商品については、輸入許可を取らない限り、越境ECでの輸入できなくなってしまうという厳しい制限がかかり始めたのです。それゆえ、旧制度時代に輸入できた商品の9割近くが、新制度の発令により4月8日より輸入できなくなりました。

中国国内で輸入品を売る企業にとっては、在庫が急になくなってしまうところも出現し、あわや倒産の危機に追いやられる企業も続出。何の前触れもなく突如変更となった制度には、企業も対策を立てる暇もなく、かなりの痛手になったようです。

中国政府もこれでは民間にとって急変過ぎるという結論に至り、今回の新制度の「輸入商品の制限」に関しては、全国10拠点(上海、杭州、寧波、郑州、広州、深圳、重慶、天津、福州、平潭)において新制度の施行を来年の5月11日まで、約1年間延長するということになりました。輸入商品に関しては、旧制度を適用するということです。

旧制度では、保税倉庫に入れる海外輸入商品に「通関許可」は要りませんでしたので、引き続き5月11日迄に関しても同様の状況で進められるようです。

また「正面清单」リストに掲載されておらず、初めて中国に輸入する商品についても、「輸入許可書」や「衛生許可」などはしばらく必要なくなるということですね。※4月8日以前と同様の状況ということです。

さて、今から2017年5月11日までは、輸入商品規制が緩和されている状況が続きます。この1年という期間にテストマーケティングをし、1年後を見越して、申請すべきことは今のうちに申請しておくことが得策なのではないでしょうか。

 

今回の通知では、財政部が関連機関と共に越境電子商取販売についての方案を作成し、国会の許可を得たと記載されています。下記参考。

201605254491464146607629

201605253361464146607644

 

 

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