中国越境ECの出店を考えていく上で、知っておくべき基礎的な知識や数字をご紹介します。

Q.中国のBtoCのEC市場規模ってどれくらいですか？

A.2016年予測で、約50兆円と言われています。

ちなみに日本のBtoCのEC市場規模は、2016年で15.2兆円になると野村総研が予測しています。このとおり、今や中国のEC市場は、日本を抜いてアジアNo.1の座にあるわけです。

中国のネットユーザーは約6.7億人で、そのうちネット通販人口は約3.5億人。さて、そのうち越境ECの利用率はと言うと57%程で、約2億人近くの中国人消費者が、中国国内から越境ECを通して海外商品を通販で購入しているということになります。

そして日本から越境ECを通して中国人消費者に購入されている金額は約9000億円程度。2016年には1兆円に迫る勢いで、非常に大きな市場であることは間違いありません。企業レベルでのお話をすると、例えば2015年の「独身の日」商戦では、ユニクロがTmallで売上115億円以上を立てています。

ユニクロが日本からの越境EC売上の1%以上を占めているというのも、おもしろいですね。まだまだ参入している日本企業が少ないと言うことでしょうか。

いずれにしても、日本から越境ECに参入するメリットはまだまだありそうです。