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Amazon中国がプライム会員をスタート。’’越境EC鈍化の声’’に真っ向否定の消費者目線戦略

Amazon中国がプライム会員をスタート。’’越境EC鈍化の声’’に真っ向否定の消費者目線戦略
Amazonの中国戦略に大きな動きがありました。

Amazonはこのほど、世界で初めて越境における注文の無料配送サービスを中国で提供すると発表しました。中国でAmazonプライム会員になると、まる一年間、回数制限なしで無料配送サービスが利用できます。アメリカから直接発送される商品に関しても同様です。

プライム会員はプライム対象商品を買う際に、1注文あたり合計200元(約3,000円)以上であれば、配送料が無料になります。中国国内の商品については注文金額に関わらず、いつでも無料配送となります。プライム会員の年会費は388元(約5,820円)。30日間の無料体験期間があり、そして、2017年2月28日までに加入すれば年会費は188元(約2,820円)になるとのこと。

Amazon中国の総裁張文翊氏は「近年、越境EC業界全体での伸びは緩やかになってきていると言われているが、我々は消費者のニーズに注目している。消費者が満足するクリエイティブな対策を着実にとっていくことで、中国越境EC全体の成長を促進することになる。」と述べています。
また、Amazonグローバル上席副社長(シニア・バイス・プレジデント)Russ Grandinetti氏は「中国はAmazonグローバル戦略の重要なマーケットの1つであり、今回のプライム会員サービスは中国消費者に対する長期的なサービス提供の約束を意味する。今後も消費者のニーズを満たすこと、そしてさらなる価値を創造することに努めていく。」と話しています。

Amazonプライムは2005年にアメリカで初めて会員制となり、アメリカでは10人中1人がプライム会員という統計があります。日本でもAmazonプライムがスタートししばらく経ちましたが筆者の身の回りでも会員になっている人が非常に多いですね。今回の中国でのAmazonプライム開始については、越境EC配送にまでアドバンテージを持たせた形となり、中国マーケットの消費者にとっては非常に魅力的に映るように思えます。一方で、Amazonの中国越境ECシェアは、まだ1.6%と事実TmallやJDの足元にも及びません。(参考:【2016年度上半期】中国EC市場を詳しく解説。越境ECや食料品ECが拡大中

ただ、先述のAmazon経営陣の発言のとおり、Amazonは決して中国市場を諦めている分けではありません。TmallやJDなど中国発のECプラットフォームに比べ、消費者がより安心できる確実なサービス体系、そして安定した物流システムの構築を武器に中国市場を攻略していく姿勢を見せています。中国の越境ECに参入し出店する際に、テストマーケティング先としてAmazon中国を視野に入れるのも良いかと筆者は思います。

現在Amazon中国は第3回海外ショッピング祭を開催中。12月2日(金)まで続きます。

 

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