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明日からにも始められる「社群」マーケティング手法

明日からにも始められる「社群」マーケティング手法

近年、中国マーケティングで「社群」という言葉が流行りだしました。直訳すると「コミュニティーグループ」です。中国企業が「社群」によって月間売上数百万元を突破したり、コロナの影響にもかかわらず売上300%アップなどの事例は少なくありません。


中国マーケティングをおこなっている日本企業にもあまり馴染みがない「社群」ですが、中国では重要なマーケティング手法の一つとして注目されています。その証拠にJD(京東)などの大手プラットフォームは、プラットフォームだけではなく、数百個の「社群」を運営している程です。では、その「社群」とはいったいどのような仕組みなのでしょうか?マーケティングに活用する方法を詳しく説明します。「社群」マーケティング手法


1.「社群」とは?


「社群」は「コミュニティーグループ」と同様、特定のトピックをテーマに交流し、情報交換を行い、顧客における慣習に共通性があるとともに強い共属意識が形成されている共同体です。つまり、共に良い情報を得たり、お互いに悩んでいることを解決したり、ともにメリットを得る場所とも言えます。


中国企業にとっては、「社群」は顧客運営や新規開拓営業に重要なチャンネルです。伝統的なEコマースやオフライン接触と比べ、「社群」は共同属性や仲間意識を活用でき、長期的に商品PRやサービス向上に貢献しやすいという特徴があります。また、自社の「社群」でソーシャルバイヤー(微商)の活性化にも繋がります。


"育児の知恵を共有しましょう”、"映画の制作手法を討論しましょう”、“化粧品の情報を交換しましょう”、多くの優良「社群」は明確なトピックテーマを持っています。そのテーマは、「社群」マーケティングにとって重要な鍵となります。Wechat「社群」


2.「社群」が活用される背景?


中国インタネットマーケティングでは、各チャンネルのリスティング広告をはじめ、今流行りのKOL/KOC/動画マーケティングなどが数多く存在しています。集客には伝統的な広告より効果がある一方で、顧客獲得単価は日々高騰しています。そのため、獲得した顧客との接点を一回きりで終わらせるのではなく、持続的に関係を保ちたいという企業ニーズにマッチしている「社群」に目を付ける企業がぞくぞくと現れてきています。


3.「社群」の始め方(日本企業でも簡単にできる方法)


Step1、「社群」を作る前に、まず顧客に提供できることを明確にして頂きたいです。顧客にとって、メリットがある「社群」は持続性が高く、効果を得やすいです。単なる自社商品だけを宣伝するチャネルはほかにもありますし、顧客の離脱も加速するだけです。


Step2、ツールは何でもよいのですが、中国マーケティングでは「Wechat」のチャートグループが初心者にとっては一番始めやすいです。Wechatの使い方に関しては、ネット上ではたくさんの記事がありますので、ここでは割愛させていただきます。


Step3、集客に関しては、顧客への直接的な打診や、キャンペーンを通して「社群」に入ってもらう方法がたくさんあります。その段階では多少の広告予算を使ったほうがより早く軌道に乗せられます。


以上3つのステップで、簡単に自社の「社群」が出来上がります。「社群」の運営ノウハウもちろん、日々の運営は大変重要です。例えば、サプリメントを提供する企業様が、健康知識を毎日「社群」にシェアしたり、専門医を配置し顧客からの健康についての質問に答えたりします。アクセサリー販売を行っている企業は、ソーシャルバイヤーを集めて、毎日「社群」に商品の露出や、その日だけの特別キャンペーン情報を配信します。


4.「社群」の運営ノウハウ


「社群」はリアル商品ブランディングやコンテンツマーケティングと同様に考えることをおすすめいたします。「社群」で発信する内容、顧客を活性化するためのキャンペーン、顧客をフォローする体制などを考えながら運営する必要があります。


運営に当たって、特にコンテンツ制作には「社群」属性に基づいて価値の高い情報を発信することが必要です。運営側による有意義なコンテンツを絶えず提供し続け、顧客に飽きさせない環境作りを大事にしてください。その部分に関しては、運営側が大量のコンテンツを入手できるルートを保障することは「社群」の重要なことだと考えております。社群のユーザー管理活性化する面から、自社の「社群」顧客に仲間意識を持たせることは重要です。例えば、「Wechat」で作った「社群」であれば、優秀な顧客を友達追加し、「社群」のKOL(オピニオンリーダー)を意図的に育てることも視野に入れたほうがよいでしょう。それにより、顧客が「社群」の活性化に貢献できるようになります。


一方、「社群」顧客に「タグ」付けすることは有効的に管理する手段の一つです。専門知識の理解度、「社群」での活躍度などの基準によりメンバーを「タグ」付けすれば各部門の人事管理にも便利です。要するに、リーダーとして顧客とやりとりする場合、本心を打ち明けて相手に承諾したことを実現できるために頑張る姿を見せられれば、信頼関係を次第に築いて利益を生み出すにも大きく影響を与えられると思われます。


もちろん、「社群」の行動はオンラインに限られていません。管理者は多くのオフラインイベントの開催により顧客との関係性を深め、潜在的な顧客を引き寄せることにも有効だと考えられます。


明日でも始められる「社群」は如何でしょうか?


予算の少ない中小企業にとっては、「社群」は簡単に始められ且つ、成果もあげやすい特徴があります。中国ビジネスの第一歩としてはよいかもしれません。

 

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