Ctripとは?
中国最大のOTA旅行会社で、日本やアメリカ、イギリスなど世界13カ国にオフィスを持ち。地域別にローカライズされた23のウェブサイト・アプリを運営しています。世界中の宿泊・交通移動・ツアーなど、ありとあらゆる旅行シーンをカバーする商品の提案と予約サービスに商店を当て、ユーザー向けのワンストップ式トラベルサービスを提供し続け、旅行者の支持を得てきました。Ctripは中国旅行市場のシェアを約70%近く占めており、グループ全体で4億人のユーザーを有しています。また全世界に200以上の国と地域をカバーしており、中国本土以外の月間アクティブユーザーは9,000万人と世界的にも大きな旅行会社として有名となっています。
訪日旅行客のメインターゲットは沿岸部の都市から女性メインで観光
2015年に流行語大賞にもなった「爆買い」から訪日中国人の旅行動向は日本でも注目されてきました。ビザの緩和やLCCの増便により中国からの訪日旅行者は年々増加し、2017年になると前年比38%増、2018年から2019年には前年比41%と増加しています。この訪日ブームを牽引していたのがCtripで中国人の海外旅行を予約にする主なオンラインプラットフォームであり、2017年から2019年にかけてCtripプラットフォームの航空券予約総数は前年比で47%以上増加しています。また、旅行者層は主に1級都市と呼ばれる上海や北京、経済発展が著しい深センや広州などの沿岸部が多く、男女比はおよそ6割近くが女性を占めています。
Ctripの強み
Ctripは新たな試みとしてオンラインライブ配信によるプロモーションを実施しました。ライブ配信の内容は「おすすめ商品」「コンテンツ植付け」「クーポン」「旅行攻略法」の4つのコンテンツを網羅することで旅の目的地をブランド化させることに成功しました。このオンラインライブは日本でいうショッピングチャンネルみたいなもので、司会者やタレント、KOLといった旅に精通した著名人が観光地で実際に体験した模様を動画でわかりやすく宣伝する手法です。視聴者に新たな遊び方を見つけてもらうことができ、旅の興味を引き立て目的地や宿泊地などのブランドイメージを高めることができます。実際にCtripではオンラインライブ配信のプラットフォームを通じた商品販売の総額であるGMV(流通総額)では202年までに40億元を越えています。累計視聴回数は12億回、露出は62億PVと中国の旅行プロモーションでは欠かせない存在となっています。近年、日本のCtripグループ会社、Trip.comでも日本国内向けのオンラインライブ生配信が開催されており、コロナ禍でも多くのホテルやツアーが販売されている実績を残しています。
アフターコロナに求められる販売の可能性
現在、中国国内の新型コロナウイルスはコントロールされており、国内の移動制限は緩和されるようになりました。イブ配信をすることで、中国国内旅行の市場拡大にあわせ、セールによってまだ知られてない国内の観光地への興味を掻き立てることができ、通常の旅行販売セールと比べると、10代~20代の若年層からの人気が高いといわれています。中国国内の観光地やホテルは誘致活動を強化し、潜在的な顧客に割引を配るために、ライブ配信のプラットフォーム上でライブストリーミングを開催し始めている動きが活性化しています。中国の生配信のライブコマースセールは、40%~60%割引を中心に、最大80%割引の特別価格を提供しているケースが見受けられます。また、豪華ホテルの無料宿泊券の抽選なども行われており、ライブ配信の人気を底上げしています。ライブ配信の販売商品は、半年から1年先まで有効の前売り券を販売するプレセールの形式で、前売券を購入しても宿泊予約をしない場合はキャンセルを可能にしているのも特徴の一つです。
Ctripのプロモーション施策はCLIPsで
Ctripでは中国の旅行者に対し、公式アカウント、インフルエンサー、ライブ配信などを実施し、KOL取材、ライブ配信、シートリップ内でのイベントを通して、 旅行者が旅マエ、旅ナカ、旅アトのすべてのシーンをサポートしています。観光地や施設をKOLが取材し、オリジナルコンテンツで中国のユーザーに訴求しています。配信情報の口コミ、いいね、シェアの回数を増す等の施策を実施することで、旅好きユーザーの情報に対する需要をすべ て貫通して満足させることに成功しています。
CLIPsではこうしたCtripの施策を実施することが可能です。旅先の認知拡大や目的地にされる取組みをサポート可能です。ぜひ、お気軽にお問い合わせください
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