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ベビー・マタニティ用品メーカーのPigeonが天猫国際に出店

ベビー・マタニティ用品メーカーのPigeonが天猫国際に出店
ベビー・マタニティ用品メーカーのPigeonがTmall国際にフラッグシップショップを出店したようです。

ピジョンの商品は中国でも非常に人気が高く、購入代行業者による中国国内流通がほとんどでしたが、今回のTmall国際への出店で、ついに正式に中国に上陸したということになります。

メーカーにとって、このような正規出店をするということは、中国市場を開拓していく上で最も重要なことの一つです。購入代行業者などを通して中国と商売をしている限り、ブランドの構築はほぼ不可能と言ってもいいでしょう。彼らは正式な販売代理店ではありませんので、売れれば良いという考えです。そうするとどこで売るかも、いくらで売るかも考えません。ブランド構築は一切意識されず、価格競争にも巻き込まれる可能性が大にあります。

また今回のピジョンの出店において参考にすべきは消費者への商品の配送モデルです。寧波の保税倉庫からの商品出荷と香港経由での直郵モデルの両方を採用し、うまく物流コストの抑制と安定性を両立させています。参考までに香港経由の物流コストを下げる方法は当ブログでも紹介しております。ピジョンさんに関してはこのやり方を採用しているかどうかはわかりませんが。

ちなみにピジョン意外には、MIKIHOUSEや花王、moonyなどが既にTmall国際にフラッグシップショップを出店しています。既に中国で市場開拓に成功している日本のベビー・マタニティ用品メーカーもこのように多くあり、それらに続く形となりましたが、正しい決断なのではないでしょうか。

中国の国家検査検疫部門の統計によると、2016年1月~4月の間に、寧波港を経由した越境ECによるオムツの輸入額は1.44億ドルに達しており、これは全輸入商品の中も48.2%を占めています。ベビー・マタニティ用品は依然として越境ECでの輸入商品の人気カテゴリですね。

※メーカー様からの越境EC出店ご相談も、当ブログ運営クリップスでは随時受け付けております。詳しくはコチラ

 

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