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日本の飲食店が中国人観光客をおもてなしする際に是非やってほしいこと10

日本の飲食店が中国人観光客をおもてなしする際に是非やってほしいこと10
2015年、訪日中国人の数は499万人と訪日外国人シェアでもダントツ首位となりました。

中国人観光客は、限られた日本滞在期間の中で効率よくショッピングをするために、コンビニ飯やお菓子などで済ませるという人がいるとどこかのテレビでも見かけましたが、確かにそういうこともあります。

しかしながら、こちらの記事でもお話したように、今では中国人観光客の旅行の楽しみ方は多様化しつつあります。ショッピングだけにはとどまらず、日本での「体験」に重きを置く旅行スタイルに切り替わってきています。

体験型旅行といえば、観光地やエンタメ施設を思い浮かべますが、中国人観光客にとって日本に来たからこそ体験できる旅先での外食というのも立派な一つの体験では無いでしょうか。

そこで、中国人観光客がもしあなたのお店に来た場合、「これだけはやらないで!」ということをご紹介して、お店の中国人観光客へのおもてなしにお役立て頂ければと思います。

(1)定食などのセットメニューにスープを加える。
中国では、食事には必ずスープなどの汁物がついてワンセットという認識があります。汁物がないとなんだか手抜き感が出たり、物足りない印象を与えかねません。

(2)冷たい食べ物は苦手。
中国人の方は基本的にあたたかいものを好みます。あえて冷やした食べ物も中国には存在しますが、冷たい惣菜やスープなどは好まれません。サラダでも温野菜が好まれます。温かくしてもおかしくないものはすべて温かくして出しましょう。ちなみにお弁当も冷えていると嫌がられます。

(3)バイキングなどの食べ放題系は大好き!
バイキングやお代わり自由なシステムは好まれます。いきなりバイキング形式にするのは経営上難しくても、ご飯やお味噌汁などのお代わり自由はハードルが比較的低いかと思います。是非取り入れてみてください。

(4)見栄えよりも、品数・量・味を重視。
中国人の方に限ったことではありませんが、タイ人をのぞくと、アジアの人たちは基本的に日本人よりよく食べます。ボリュームや品数の多さは彼らを魅了します。もちろん味も大事ですが、見栄えにこだわりすぎる必要はないようです。

(5)座敷が苦手。
中国は椅子文化です。正座やあぐらなどが苦手で好まれません。座敷でも掘りごたつなどがあると問題ありません。できれば椅子のあるテーブルにお招きしましょう。

(6)テーブルには白湯かお茶の入ったポットを置いておきましょう。
日本ではテーブルにつかれたお客様にはお冷を出しますが、中国人の方には白湯か温かいお茶が好まれます。ポットをひとつ置いておくだけで好感度アップですよ!

(7)お代わりできるものは事前にお伝えしておきましょう。
先に述べましたが、中国人の方はよく食べます。ボリュームがあれば喜ばれるので、お代わりができるものが事前にわかっていると親切です。

(8)器を持って食事をすることを勧めましょう。
意外と知られていませんがご飯茶碗などの器を持ち上げて食事をするのは日本だけです。なので器を持たないと食べづらいメニューも多くあり、たまに器を持たずに頑張って食べ物を口に運んでいる外国人の人たちをよく見かけます。日本では器を持って食べることは無作法ではないことをそれとなく教えてあげるといいです。

(9)和牛が大好きです。
中国や台湾などの方に非常に人気の高い和牛。なかでも焼肉が大好きな人が多いので、和牛料理などがメニューとして出せるようでしたら一品入れておくと好まれますよ。

(10)目上の人を敬う文化を理解する。
日本よりも「目上の人を敬う文化」が強い中国。ご年配の方や役職持ちの方などが分かった場合には、その方からお茶やおしぼりを出すなど、全体の雰囲気を崩さないような配慮を心がけましょう。きっと印象がアップしますよ!

以上、中国人の方をおもてなしする際に飲食店の皆さんに是非やってほしいこととして10のポイントを紹介させていただきました。是非、訪日中国人向けのお店作りにいかして下さいね!

 

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