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中国に金製のアクセサリーやジュエリーを輸入する方法

中国に金製のアクセサリーやジュエリーを輸入する方法
中国人が大好きな’’金’’。

その輝きをまとったゴールドのアクセサリーやジュエリーなどは、男女問わず、昔から中国人に根強い人気があります。

ところで、その金製の宝石類を中国に輸入する場合、実は少々手間のかかる手順を踏む必要がります。概要を紹介します。

まず、日本側での手続きですが、貴金属の輸出許可申請が必要になります。これは外為法に基づき、財務大臣あるいは税関長の許可を取得するための申請手続きです。手数料は無料ですが、審査期間には最低1週間を要するため、直前の申請はさけたほうがいいですね。(※参考:財務省関税局の説明ページです。)

そして、中国側です。金アクセサリーは、通関手続きを行う前に、事前に中国人民銀行本店あるいはその授権を受けた中国人民銀行支店にて、「中国人民銀行黄金およびその製品の輸出入許可証」を取得する必要があります。輸入港の税関ではその許可証等に基づき、検査、通関許可手続きを行うことになっています。

輸入関税、増値税に関しては、日本から中国への輸入の場合、最恵国税率待遇となるため税率は20%となります。増値税は17%です。

また消費税に関しては、5%で、輸入段階では一時免税となりますが、小売の際に課税されます。

最後に、輸入された金アクセサリーには、生産者の名称や所在地は表示する必要はないのですが、製品の原産地(国/地区)、代理業者、輸入業者または販売業者は、中国で登記、登録する名称、所在地を明記しなければなりません。

ところで、先月の29日、東京で買った大量の金製品を中国に持ち帰ろうとして青島で摘発された人がいました。7069グラム、日本円にして約4096万円相当です。

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通常、旅行客は海外で購入した金製品を中国国内に持ち帰る場合は、その量が50グラムを超える場合は税関で書面にて申告をする必要があります。またその量が個人消費として合理的に判断できる量であればいいのですが、明らかに多い場合などは、一般貿易として通関手続きが必要になり、上記で示したような税率がかかってくることを心得ておきましょう。

金以外にも宝石類やジュエリー・アクセサリーの中国輸入について、JETROさんのコチラのページが参考になります。是非ご覧になってみて下さい。

※参考:当ブログ運営のクリップスでもジュエリー・アクセサリーなどの中国輸入に関して、サポートを行っております。お気軽にご相談ください^^

 

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