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上海の越境流通量が前年から14倍になっているようです

上海の越境流通量が前年から14倍になっているようです
中国越境情報サイトを拝見することがよくよくあるのですが、今年の1月1日~3月12日における上海経由の輸入オーダー数が1日平均約1.8万件、瞬間最大風速として1日の最高件数は51,330件にも達しているようです。
前年度の同時期における1日のオーダー件数は約1244件で、今年はつまり前年の14倍にまで成長を遂げたことになります。

やはり上海の諸々の規制緩和はものすごい勢いで、拡大路線を歩んでいることは間違いないですね。

上海でこれだけの通関件数が増えている理由は主に3つあるのかなと考えております。

【1】通関手順がシンプルになってきている

先日紹介した記事のとおり広州でもそうですが、越境に関する通関手順が非常にシンプルになっていくことで、流通がよりスムーズになって来ています。これは利用者側にとって間違いなくビジネスを加速させる追い風になっているでしょう。

【2】上海を輸入拠点として活用する越境電子商取引企業が増えてきている

多くの越境ECが乱立する中でもやはり上海を軸に越境ビジネスをする企業が増えてきています。

【3】貿易の要として上海が地理的に優位である

なんと言っても、上海は中国沿岸の中心部にあり、国内配送へのファーストステップとして非常に便利な立地です。

 

あの中国越境EC大手の「京東」は中国全土に素早く荷物を配送できるよう、上海の洋山深水港に既に3.2万平米の専用倉庫を配備しています。
洋山深水港は、上海市浦東新区の東南30km沖合いの杭州湾上嵊泗列島の洋山に建設された新しいコンテナ港湾およびコンテナターミナルです。冷凍倉庫なども多く完備されており、今後は越境ECにおける冷凍食品関連の貿易も伸びてくるのではないでしょうか。

また先述したとおり、今年の4月8日より広州から導入スタートとなる新プラットフォームの改善によって、越境通関の無人化が進められており、将来的には1日10万とも20万とも言えるオーダー件数が期待できるほど、今、中国越境は熱い!というわけです♪

 

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